門沢橋の澁谷神社で、7月19日(日)に例大祭が開催される。神輿を担いで川に入水する「みそぎ」や、燃やした藁を踏みながら歩く「火渡り」などの珍しい儀式が見られることで、毎年、多くの見物客が訪れている。
澁谷神社の例大祭の起源は約220年前の江戸中期にさかのぼる。寒川や平塚などに伝わる「相州形」という形式をとる、龍や獅子などの彫物によって装飾された神輿が担がれてきた。 古くから伝承されてきた「みそぎ」は、昭和30年代に中止となっている。当時は高度経済成長期にあり、工場からの排水などの影響で水質が悪化し入水が危ぶまれたことが原因だった。
2003年に神社本殿が市の重要文化財に指定されたことを機に、地元の神輿保存会が河川整備計画や現地調査に基づく実施案を作成。43年の時を経て、大祭の代名詞である「みそぎ」が復活した。
今年の例大祭は午前11時から澁谷神社で式典を行った後、午後1時から約650kgの神輿を担ぎながら門沢橋地区を練り歩き、午後5時から戸沢橋の上流付近に入水する。みそぎを終えると神社へ続く大山街道沿いに組んだ藁に火が灯され「火渡り」を行い、神社へと戻る予定となっている。
問合せは内田工務店【電話】046・238・1562へ。
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