海老名駅西口エリアの「まち開き」に伴い、6月に地名が決定した「扇町」。9月1日には、この界隈を通る道路の名前も決定した。名称がお披露目となったのは、10月末にオープンを控えている大型商業施設「ららぽーと海老名」を取り囲む形で通る2本の市道。海老名駅からリコーテクノロジーセンターへと続く道は「エビーロード」、ホテルルートインの傍を通る道は「そらかぜ通り」と、それぞれ名付けられた。
「扇町」の地名決定に併せて市民から愛称を募り、計289もの案が寄せられていたこの道路。この中から「子どもでも呼びやすく親しみを持つことが出来る愛称」といった選考テーマに基づき、関係者の多数決によりネーミングが決定した。
「エビーロード」は「海老名市」や、市イメージキャラクターの「えび〜にゃ」から考案されたもので、高校生から60歳代まで計5通の応募があったという。通り沿いにはららぽーとやリコーフューチャーハウス、クリニックモールなどが建設されている。両側にはプロムナードが設けられ、歩行者が散策できるように整備が進んでいる。
「そらかぜ通り」は、「広い空と雅な風」という扇町のコンセプトから連想されたもので、新たな地名の周知にも一役買うのでは、と期待されている。この通りには、ららぽーとやホテルルートインが立ち並ぶほか、路線バスの停留所が設けられる予定だという。
海老名市が公募によって道路の名称を決定するのは今回が初めてのこととなる。この動きは全国的にも見られており、覚えやすい名前をつけることで、地域のPRにつながるとされている。
市道路管理課によると、扇町のまち開きが本格化する10月下旬を目途に、この2つのストリートの交差点などに、名称の看板を設置していく予定だという。
”あだ名通り”の公認も
市内には、通称「ナイロン通り」と呼ばれる厚木駅から「株式会社アツギ」へと続く市道1号線など、自然にあだ名のような形で浸透していった通りもある。市同課担当者は、今回、扇町の2つの道に名前をつけたことで街のPRなどに効果が生じれば、既出の愛称を公に認める構想もあると話している。
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