(公社)神奈川県鍼灸師会の会長を務める 清水 慎司さん 社家在住 62歳
地域に溢れる笑顔を
○…国家資格を持つ県内の鍼灸師が集い、各々がスキルアップを図るとともに鍼灸を普及しようと活動する「(公社)神奈川県鍼灸師会」。戦後まもなく創立された会は現在、200人を超えるメンバーで構成。その先頭に立ち、会員たちが活動しやすい環境を整えながら、鍼灸師の社会的認知の向上に奔走する。「鍼灸の役割があまり知られていないのが現状。今後の鍼灸師の育成のためにも多くの人に知ってもらいたい」
○…高校卒業後は整形外科に就職。経営者になることを目標に仕事をしながら学校へ通い、13年間の修行期間を経て地元社家に鍼灸院を開業した。「自分の技術で人が楽になり喜んでもらえるやりがいがある仕事。独立は自分に返ってくるという厳しさもあるが、責任を負うことも成長の一つ」と魅力を語る。また、開業後は市民の健康意識を高めようと普及活動にも専念。地元の同業者らと共に「海老名市マッサージ師会」を設立したほか、高齢者や障がいがある利用者の要望もあり、介護保険等が無い時代に「ヘルパー業」も創設。業界の先駆者としても地域へ貢献した。「30年近く前はヘルパーという言葉も無くて、当時は『便利屋さん』という位置づけでしたね」と当時を振り返る。
○…青少年育成活動でジュニアリーダー研修をはじめ、海老名青年会議所、海老名商工会(現商工会議所)、PTA会長、市ボランティア連絡協議会会長など、様々な角度から海老名の為に尽力してきた。「大変だった活動もあるけど、かかわってきた人が笑顔で元気な姿が見られれば満足」と頬を緩ます。
○…「共歩・共助・共歓」がモットー。「そろそろ引退して旅行でもしたい」と漏らすが、市内の独居高齢者を対象にした見守り団体の設立準備中であることや全国の鍼灸師が神奈川に集結する、いわゆる決起集会の大会会長としても行動は止まらない。人を笑顔にすることに余念がない様子だ。
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