小田急、相鉄、JR相模線と3路線が乗り入れている海老名駅周辺で「同窓会」を行う機運が高まりをみせている。元々の交通アクセスの良さなどに加え先月、相次いで実施された一連の「まちびらき事業」に伴い、ららぽーとも開業するなど話題性も抜群。県央という”地の利”を活かし、いずれは「同窓会のメッカ」を目指す、その目論みとは-?
”27年ぶり”に歓喜
市内でも屈指の会場規模を誇る「オークラフロンティアホテル海老名」(勝呂謙支配人【電話】046・235・9815)で11月7日に行われたのは秦野市立西中学校の「1988年度卒業生」による同窓会。学年単位では27年ぶりとなるこの会には、現在43歳となる同校のOB、OG約100人が参加。7人の恩師も駆け付けた会場のあちこちでは、四半世紀以上の時を経た再会を懐かしむ、沢山の笑顔が溢れていた。
「地元の安心感」も
この日、同窓会を開いた秦野市内の中学生は当時、小田急線に乗って本厚木駅などへ出掛け、買い物をしたり遊んだりするのが一般的。県西ゆかりの人たちにとって県央エリアは”第2の地元”といった安心感も。さらに結婚や就職を機に横浜や川崎、県外に転居した面々にとっても、電車乗り換えのストレスが少ない海老名を会場とした幹事のチョイスは概ね大好評。参加者同士の「つながり」を大切に代表幹事を務めた元生徒会長の江原敦嗣さんも、盛会に満足そうな表情をみせていた=写真左端=。
需要拡大、顕著に
こうした海老名での同窓会事情について勝呂支配人は「近年、特に需要が伸びていますね」と分析する。
いわゆる「団塊ジュニア」にあたる40歳前後のメンバーが開く同窓会は数百人規模になることも珍しくなく、会場側にとっては「ドル箱」的な存在。また招待状発送や出欠管理、当日の受付業務等を代行してくれるプロデュース業者も多数介在するなど活況を呈しているという。また「海老名駅へのロマンスカー停車」等、さらなる利便性向上が確実視される事などから、地元の期待も日々、高まっている。
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