海老名・白石の新たな特産品「万能味噌ダレ『響』」を開発した 今井 聡光さん 市内在勤 41歳
研究熱心なアイデアマン
○…市役所にある「レストランさつき」の料理長として、日々新たなメニューを考えている。その中で生まれたのが、今回商品化された「万能味噌ダレ『響』」。「白石味噌にいちごわいんを加えてみたら、フルーティーな味わいになり、これは良いと思った。家庭用にしたら面白いんじゃないか」。白石の担当者と何度も相談を重ね完成した自信作は、現在両市の商店に並んでいる。
○…昔から料理が好きで、学生時代のアルバイトも全て飲食店だった。悩むことなく料理人の道を選び、都内の有名ホテルや横浜中華街の老舗店などで腕を磨いてきた。「さつき」に来たのは10年前。「ここではメニューを思いつけば、積極的にお客様に出すことができる。それが楽しくて」と頬を緩める。休日には食べ歩きをしながら新作のヒントを得ているほど研究熱心。そんな姿勢が続々と湧き出るアイデアに繋がっている。
○…「えび〜にゃグッズ」の開発も仕事の1つ。ジャンル違いの業務に、依頼を受けた当初は戸惑ったそう。最初はしぶしぶだったが、徐々に楽しみを見つけていった。現在は、流行をキャッチするために雑貨店を見に行くこともあるという。「周りは女性ばかりで緊張しましたが、これも商品開発のため。今では店内を隅々までリサーチしています」と照れ笑い。えび〜にゃと一緒にゆるキャライベントに参加することも多く、会場ではグッズ売りの「トシ兄」という愛称でファンに親しまれている。
○…モットーは、日々を大切に生きるという意味の”一日一生”。「お客様に満足してもらえるよう、常にベストを尽くす」と真剣なまなざしで語る姿が、腕一本で勝負してきた職人らしい。人との縁も大切にしており、「レストランを運営できるのも、新商品を考えられるのも、賛同し、協力してくれる人がいるから」と感謝の気持ちを述べ、今日も創意工夫を続ける。
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