地域の防犯活動など安心な街づくりに功績のあった人や団体を表彰しようと(公財)全国防犯協会連合会と警察庁が毎年実施する全国地域安全運動中央大会で、「大谷自治会自主防犯パトロール隊」(築地隆夫隊長)が功労ボランティア団体の表彰を受けた。今回この賞を授与されたのは県内では同団体のみで、市内防犯団体が受賞するのは初めて。
中央大会は、毎年10月11日〜20日に行われる全国地域安全運動に先立ち開催されるもの。メインの表彰では、個人に贈られる「防犯功労者」と、団体部門の「防犯功労団体」「功労ボランティア団体」の計3つの賞が設けられている。
大谷自治会自主防犯パトロール隊は、市防犯協会からの推薦を受け今回の受賞に至った。市地域づくり課は「長年の防犯活動の功績、徒歩や青色灯パトロール車(青パト車)など様々な方法で広範囲を網羅した活動、結成時と比較し隊員数が増加し続けていることなどが評価されたのではないか」と分析している。なお、「功労ボランティア団体」には北海道から沖縄までの全国各地から30団体が選ばれている。
受賞を受け、団体結成当初から携わる築地隊長は「寝食忘れて会を結成時から引っ張ってくれた山口顧問のお力あってのこと」とコメント。同団体の生みの親である山口勝久顧問は「賛同して下さっている地域の皆さんのお陰です」と感謝の思いを述べた。
結成13年、今や隊員103人
大谷防犯パトロール隊の発足は13年前。当時全国的に自主防犯意識が高まる中、大谷地区でも地域のパトロールを行おうと自治会長だった山口顧問が発案し、賛同した地元有志8人で立ち上げた。以来、徒歩・青パト車での巡回を徹底して行うほか、巡回がてらのごみ拾い、最新の防犯事情を記した広報紙「安全通信」を隔月発行し回覧板に折り込んで注意喚起を促すなど活動の幅を広げてきた。その活動が評価され、これまでも県防犯協会連合会や県知事などからの表彰も受けている。
現在隊員数は103人、平均年齢70代。「新メンバーを増やして新たな活動も実施したい」と築地会長。
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