相模が丘在住の三田和矢さん(光明相模原高3年)が、先月行われた記録会で1万mに出場し、30分9秒56の県高校新記録でゴールした。21年ぶりに記録更新した三田さんは今春、箱根駅伝の常連・帝京大学に進学する。
記録会では大学生に混ざってレースに参加し、1位でゴール。好記録にも「まだ余力はあった。ペース配分を見直して目標の29分台に早く届きたい」と語る。
相模中時代に陸上を始めた三田さんは卒業後、陸上の強豪・光明相模原に進学。高校ではおもに5千m・1万mを走った。1年生の時には1万mで全国高校ランキングの2位に入るなど活躍したが、けがもありそれ以降は目立った成績はあげられなかった。「高校最後のトラックレースは悔いのない走りをしよう」。そんな決意で臨んだ記録会で打ち立てた新記録に「ほっとした。これまで支えてくれた方々に感謝です」と話す。
4月には帝京大に進み、駅伝部に入部する三田さんは、今年の箱根駅伝で同大学の応援に行った。帝京はアンカーが失速。13位でゴールし来年のシード権を逃した。「駅伝部の先輩と一緒でした。涙を流す先輩を見て自分も悔しかった」という三田さんは、「秋の予選会に出て箱根への出場権を勝ち取りたい」と前を向く。
先月の記録会をもって高校の陸上部を引退した三田さんは現在、来月行われる「市町村対抗かながわ駅伝競走大会」に向けて練習の日々。「座間市の代表として走るからには市民の皆さんの期待に応える走りでチームに貢献したい」と意気込む。座間市チームの赤羽孝秀監督は「大学でしっかり練習を積めば29分台は間違いない。箱根出場だって狙える」と太鼓判を押す。
もちろん三田さんも箱根を見据える。「ぜひ山登りの5区に挑戦してみたい」としながらも視線はかながわ駅伝に向く。「高校最後の大会なのですべてを出し切ります」と笑顔で誓った。
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