2月19日に「かながわ部活インストラクター賞」を受賞した 田崎 徹さん 東原在住 34歳
ボールで座間に恩返し
○…座間高校サッカー部の外部指導者を務めて16年。今年度の全国大会出場という偉業に大きく貢献した。技術向上のほか精神面でも選手をサポート。全国大会では選手らの闘志を高めようと、自らが製作した「モチベーションDVD」を試合直前に見せた。スタメン入りできなかった3年生のメッセージを編集。生徒らが涙したそのDVDは、大会当日の朝までかけて徹夜で準備した。インストラクター賞受賞を受け「多くの人に支えられた結果。これからまだまだ僕も成長していかなくては」
○…「年間の休みは4日間だけ」と話すように、明けても暮れてもサッカーの毎日だ。幼いころは目立ちたがりやの喧嘩っ早い子どもだった。小学生の時、担任教師に「人でなくボールを蹴らないか」と勧められたのがサッカーを始めたきっかけ。地域のチームに入部し、ずば抜けた身体能力でめきめきと上達した。中高でもサッカー部に所属し、座間高校を卒業した19歳の時から現在まで外部指導員として座間高校サッカー部に携わっている。2007年に立ち上げた「座間フットボールクラブ」を中心に、さまざまなチームで総勢350人ほどの選手を指導する。
○…のっそりとした巨体でしかめっ面の風貌だが、話し始めると冗談で人を笑わせるのが大好き。自身の性格は「前向きなあっさり塩味」とおどけて分析し、嫌なことも引きずらないタイプ。大の乗り物好きで、電車サイトは毎日チェック。愛車には15個のスピーカーを装着し、音楽ドライブを楽しむ。乗ったことがない飛行機の旅が密かな夢。
○…「地域貢献になるようなサッカー指導を、生まれ育った大好きな座間で続けていきたい。将来子どもたちが活躍してくれれば、座間への恩返しになる」。そんな思いで、グラウンドでは厳しいげきを飛ばす一面も。ただ答えを教えるのではなく、自ら考え気付かせるのが指導の極意。教育者の目でそう語る。
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