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座間版 公開:2011年5月13日 エリアトップへ

白寿記念に初の個展 市川リウさん(緑ヶ丘)が油彩画を披露

文化

公開:2011年5月13日

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自宅の部屋にある作品は100点以上にのぼる
自宅の部屋にある作品は100点以上にのぼる

 市内緑ヶ丘在住で99歳になる市川リウさんが、これまで描き溜めた油彩画の一部を展示する作品展「〜富士を描く〜市川リウ白寿記念絵画展」をハーモニーホール座間で開催する。期間は5月19日(木)から22日(日)。

 地域の墨絵講習会や油絵講座に参加したことをきっかけに、70歳のころから絵画を始めた市川さん。油彩画にのめりこみ、相武台の絵画サークル「樹々の会」や、都内の絵画教室などに足を運んで精力的に絵を描き続けてきた。

 明治44年生まれ。孫、曾孫は17人にのぼる。昨年末に99歳を迎え、「白寿の記念に個展をやってはどうか」と絵画仲間に勧められた。一緒に暮らす娘の洋子さん(73)の後押しもあって、初となる個展の開催を決めた。作品展では富士山を描いた作品を中心に、40点ほどの油彩画を展示する。

世界中で描く

 ひと月1枚のペース。20数年で数え切れない作品を描いてきた。実際に見たものしかうまく描けないからと、描きたい風景は現地まで足を運ぶ。習い始めのころは中国やヨーロッパ、ブラジルなど、絵を描く目的で世界中を回ったという。国内では能登半島や白川郷などを巡った。

 「なんとなく惹かれた」富士山は、ずっと追いかけてきた題材。今でも毎月1回、朝方3時に起床し、洋子さんの車で静岡や山梨へ出かける。光の差し具合が大きく影響するため、カメラが趣味の洋子さんと富士山が一番美しく見える角度を追いかけながら、午前と午後で描くスポットを変更し、泊りがけの時もあるという。

 10年以上所属し、主な活動場所だった女流洋画家研究団体「朱葉会」を昨年退会した。今は樹々の会で学びながらも「自由気ままに」自宅で作品作りに励む。キャンパスには裸眼で向かい、補聴器もつけたことがない。「一生描き続けたい」と意欲を見せる。

 以前、洋子さんとの親子展は開催したことがあるが、個展は初めて。「絵画仲間が市内外から駆けつけてくれる予定。自分の作品だけが並ぶのは少し恥ずかしいけど、たくさんの人に見てもらいたい」と話している。

 場所はハーモニーホール座間・ギャラリー。午前9時30分から午後5時30分(最終日は3時まで)。入場無料。市川さんは午前中のみ来場予定。問合せは市川さん【電話】046(251)4325まで。
 



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