7月20日に開かれる「わいがやエクスチェンジ」の実行委員会をまとめる 大矢 幸美さん 南栗原在住 50歳
急がず、のんびり楽しむ
○…家で不要となった洋服や食器などを持ち寄り、物々交換する「わいがやエクスチェンジ」。今年1月から毎月1回、東地区文化センターで開かれている催しで、8人いる実行委員のまとめ役を担う。同センターの館長が発案したイベントだが、自身ももともとエコへの関心が高く、イベントに参加するように。「不必要になったからといって捨ててしまうのは勿体ない。それを、必要とする人を見つけてもらえれば」と来場を呼びかけている。
○…趣味はもの作り。古い着物を再利用したスカート、紐のしおりを何重にも編み込んだベスト、毛糸で作ったたわしなど、家のそこかしこにお手製の服や小物が並ぶ。近所の製本屋に勤めている人から製本の過程で出た紙やしおりの切れ端をもらい、これらを材料に様々な作品を作る。「要らなくなったものが、新しいものに変わる。それが楽しいんです」
○…ご主人と3人の子どもがいる。高校で美術を学ぶ次女には、エクスチェンジのチラシのイラストをお願いすることも。漫画も書いており、何度かコンテストに応募したこともあるようだが、「母親にはなかなか見せてくれないんです」と苦笑いを浮かべる。住宅設備の会社を営んでいるご主人も、もの作りが好きで、木材で棚などを自作する。時には、室内の壁の塗装、襖の張替えなどを一緒に作業する。「長く一緒にいると、趣味も似てきちゃうのかしら」と笑う。
○…20代から30代にかけて13年間ほどホテルに勤務していた。当時は結婚式が多く、1日に一部屋で3回の結婚式をこなしたこともあり、「本当に目の回るような忙しさでしたよ」と振り返る。その反動からか、今はすっかり「のんびりとした性格」に。掃除や洗濯、料理をしていると、あっという間に1日が終わってしまうという。「1日が短くて。でも、何事も急がずゆっくり楽しめればいいわ」と穏やかに話す。
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