子どもたちに本に親しんでもらおうと、「ひばり小おやじの会」(加藤修一会長)が10月22日、15冊の本を”おやじ文庫”としてひばりが丘小学校(尾崎幸利校長)に寄贈した。これらの本は、図書室内に設けられた「おやじ文庫コーナー」に配架される。
ひばり小に子どもが通う父親やOBなど24人が在籍する同会。普段はなかなか接する機会の少ない父親同士の交流を深めるため、学校や地域の行事をサポートするなどしている。
おやじ文庫のアイディアが出たのは、今年の春。これまでの活動を通じて得たお金を活用して、「子どもたちに何か恩返しを」と考えたのが始まりだった。ちょうどその頃、同校では児童と職員が毎朝10分間、本を読む「朝読」がスタート。読書活動により力を入れ始めた時期だった。こうした背景を受け、同会は本の寄贈を決めた。
本の選定にあたっては、父親らしさを重視。プロサッカー・長友佑都選手とフィギュアスケート・浅田真央選手などのスポーツ分野のほか、「完全図解冒険図鑑 大冒険術」や「子どもたちよ、冒険しよう」などアウトドア関連の書籍を充実させた。また、短い時間で読める「10分で読めるお話」なども揃えた。寄贈する本には、「ひばり小 おやじ文庫 2011」と書かれた特製ステッカーを貼った。
寄贈式
22日に同校で行われた寄贈式で、目録を受け取った尾崎校長は「今回のことも含め、日頃の活動に感謝しています」と話していた。加藤会長や同会メンバーは「ボロボロになるまで読んで欲しい。おやじ文庫で、子どもたちが何かに関心を持ったり、熱中したりすれば嬉しいです」と期待を寄せた。同会では今後も、年度ごとに本を贈る考えだ。
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