日産自動車(株)が、自動車販売店カレスト座間やカーオークション会場がある広野台2丁目地区について再開発計画を進めている。計画には、同社の先進的技術を発信・普及する拠点の整備、大型商業施設の誘致などが盛り込まれている。
再開発は、同社が推進する「ゼロ・エミッション社会の実現」(=二酸化炭素排出ゼロ)に向け、先進的な環境技術を発信・普及しようと行われる。対象の土地は座間大和線(=座間街道)や南広野東原線と接する約12・7ヘクタール。第1街区(地図・緑色)と第2街区(地図・赤色)に大別され、計画が進められる。
約9・1ヘクタールの第1街区には、最先端の環境技術を導入している大型商業施設を誘致する。大きさは6階建てで、延床面積は約16万8550平方メートル。同社の座間事業所で開発・生産されているリチウムイオンバッテリーや歴史を紹介する情報館、映画館、市民が利用できる多目的ホール、店舗、飲食店などが入る予定。第1街区には、自動車の販売店や整備工場、展示施設なども整備される。また、メガソーラーや電気自動車の充電ステーションも設置され、エコを推進する。
第2街区の広さは約3・6ヘクタール。現状のカーオークション会場の機能を維持する計画。
緑道や公園の整備も計画に盛り込まれている。また、周辺道路の混雑緩和策として、南広野東原線と市道38号線を東西に抜ける道路を作る予定。
再開発に際しては地元での雇用創出、市の税収の増加などを見込んでいる。
市が公聴会
同社では都市計画の提案書を座間市に提出している。これを受け市は、公聴会を3月7日(木)の午後7時から市役所4階で開催する。公述の申し込みや資料閲覧は2月15日(金)まで。同社は都市計画の決定後、法手続をして工事に着手。商業施設は2015年春の開業を見込んでいる。公述の申し込みは市都市計画課【電話】046・252・7376。
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