市スポーツ文化振興財団 公益法人へ移行 4月1日から新体制に
ハーモニーホール座間やスカイアリーナ座間の指定管理者を務める「座間市スポーツ・文化振興財団」(遠藤三紀夫理事長)が、事業の公益性が認められ、4月1日付けで財団法人から公益財団法人に移行した。
同財団は1994年に設立され、ハーモニーホールやスカイアリーナの指定管理者として、スポーツ教室やコンサートなどを主催している。
移行は、2008年12月に新しく制定された公益法人制度に伴うもの。新制度によって、従来の財団法人は2013年11月までに、「公益財団法人」か「一般財団法人」への移行が求められていた。
2008年から準備していた同財団は、昨年10月に県に移行を申請した。公益事業の割合、収入と費用のバランスなどが審査された結果、今年3月19日に認定書が交付された。公益事業として認められたのは、教室や講習会によるスポーツ振興、芸術文化の創造に関連する2事業。
認定されたことで、「公益財団法人」という名称を独占的に使用できるようになった。また税制上の措置も取られ、同財団への寄付金は所得税などの控除対象となるという。
同財団の佐藤修一事務局長は「4年かけて準備してきたことが実ってうれしい」と喜んでいた。
更なる発展に意欲みせる
同財団が発表した事業概要(2011年度版)によると、ハーモニーホールでは市民参加型のワークショップ、音楽と演劇の公演など計67事業を行っている。スカイアリーナは、スポーツ教室、日本バスケットボールリーグの試合観戦など計62事業を実施。両館とも年間20万人以上が利用している。
佐藤事務局長は「これまで以上に、芸術とスポーツの振興に努めていきたい」と話していた。
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