1年間で最も功績があったボクシングトレーナーに贈られる「エディ・タウンゼント賞」に市内栗原中央在住の井上真吾さん(43)が選ばれ、29日に後楽園ホールで表彰式が行われた。昨年12月に世界最速のプロ8戦目で2階級制覇を果たした井上尚弥選手(21)を育成した実績が評価された。
エディ・タウンゼント賞は、縁の下の力持ちとしてボクシング界に貢献したトレーナーを表彰しようと1990年に開始。ガッツ石松さんが会長を務める「エディ・タウンゼントを偲ぶ会」が主催し、真吾さんは25人目の受賞者となった。
真吾さんはWBO世界スパーフライ級王者の井上尚弥選手、二男で世界ランカーの拓真選手(19)の実父。かつてはアマチュアのボクサーとして活躍し、現在は兄弟の専属トレーナーを務める。
尚弥選手が小学生の頃から指導にあたり、「常に意識しながらトレーニングにあたれ」と、目的意識をもった練習をするよう言い聞かせてきたという。
受賞について真吾さんは「(尚弥・拓真選手の)試合を控えた12月中旬に一報を受けた。その時は試合のことで頭がいっぱいだったが、年が明けて少しずつ喜びが込み上げてきた」と語り、「これからも尚弥の防衛戦や統一戦、拓真については世界に繋がる戦いと、まだまだやるべきことが沢山。ファンの方に更に応援していただけるよう、2人を全力で支えたい」と話した。
22日には海老名市内で、井上兄弟の勝利と真吾さんの受賞を祝し、祝勝会が開かれるという。
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