県が1998年から毎年指定している「かながわ中小企業モデル工場」の今年度分が先月26日に発表され、座間市からは粘着製品の加工メーカー大協技研工業(株)(大山康夫代表取締役/栗原)が新たに選ばれた。
中・小製造業の中から、他の模範となる工場を表彰する制度。時代に応じた経営、地域貢献などを行う企業が対象。市内では更新・新規含めて6社、全県では119社が指定されている。
粘着テープや表面保護フィルムなどを手掛ける同社は、創業29年。相模原市南区に本社を構え、国内外に事業所や関連会社を持つ。約60人が働く座間事業所は、2007年に操業開始した企業団地内に位置する。
「蔦(つた)の様にあらゆる産業に参入する」という意味を込めた自社ブランド「IVY(アイビー)」(蔦の意)を掲げ、家庭菜園などの害虫対策として、虫を引き付けるシートとご当地キャラを組み合わせた「むし恋いこい」(=写真=)を含む農業用商品を開発。室内の塵やホコリを吸着する「アイビーキャッチャー」といった衛生製品も展開している。
大山代表は「障がい者の雇用支援や、中学生の職場体験受け入れなどの取り組みを、評価していただいたのでは。社員一同誇りに思います」と喜び、「今後も更に、付加価値の高い新製品を生み出していきます」と意気込んでいた。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|