日産自動車(株)の自動車販売店・カレスト座間(広野台)周辺で進められている再開発計画。出店予定の大型商業施設は当初、「2015年春」の開業が見込まれていたものの、渋滞対策などに関する交通協議の遅れで、工事着手がずれこんでいる。
再開発は、日産自動車(株)が進めるもの。2013年5月の都市計画決定によると、およそ12・7ヘクタールの土地に、メガソーラーなど環境技術を導入した大型商業施設、自動車産業の歴史や先進技術の展示館、充電ステーションなどを取り入れた自動車関連施設などが建てられる。また、公園や緑道も作られる。
事業実施にあたり課題となっているのが、周辺道路の渋滞対策。このエリアは、東に市道13号線、北に県道51号線(=座間大和線)に面している。13号線沿いには大型物流施設が点在しており、トラックなどの往来が多い地域。相模原から大和に抜ける51号線も交通量が多いうえ、約350mの範囲に交差点が4つ設けられており、慢性的に渋滞が発生している。
オープン後は、渋滞悪化や自動車の生活道路進入などが懸念されており、市・神奈川県・神奈川県警の3者で、昨年春から協議が行われていた。緩和策としては、13号線と市道38号線を結ぶ道路を新設して、交通量を分散させるほか、交差点での右折レーン設置などが予定されている。
市によると、協議は6月に終わる見込み。成立後、開発許可などを経て、工事に移る。
出店事業者はイオンモールか
商業施設について住民の間では、「イオンモール」の名前が挙がっている。また3月の市議会定例会では、議員が同店名を挙げて開業時期について一般質問しており、市長は「2016年秋の予定と聞いている」と答弁していた。取材に対し、イオンモール(株)(本社/千葉県)は「現時点では正式に発表していることはありません」とコメントした。
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