イオンモール(株)(千葉県/吉田昭夫代表取締役社長)が今月17日、市内広野台のカレスト座間近くに「(仮称)イオンモール座間」の出店を決定、建築着工したと発表した。開業は2018年春の見通し。売り場面積は、神奈川県のイオン店舗で最大規模になる。
県内イオンで最大規模
所在地は日産自動車(株)座間事業所の工場跡地(広野台2丁目)で、敷地面積は約5万8千平方メートル。地上3階建の店舗棟と、地上5階建の立体駐車場棟が建てられる。駐車台数は約2500台。売場面積はおよそ5万平方メートルとなり、座間市近くのイオンモール大和(約3万5千平方メートル)を大きく上回る。
店舗のコンセプトに「SMART”ZAMA LIFE”WITH AEON」を掲げており、同社は「地域に、より一層の賑わいやコミュニティを醸成する施設の実現をしていきます」としている。出店理由については、市が県内有数の住宅都市であること、国道246号線に近く広域からの集客が期待できる点などを挙げた。
出店は、市が2013年に策定した「広野台二丁目地区計画」に基づいたもの。当初は2015年春の開業が見込まれていたが、市・県・県警の交通協議の遅れなどによりずれ込んでいた。
今回の発表を受けて遠藤三紀夫市長は「市民交流の場としても検討してもらっている。公共交通網の核となり、人が集まることによって表れる効果を期待している」とコメント。広野台に住む30代の男性は、「近場で買い物できるようになり嬉しい。地価にも良い影響を与えるのでは」と喜ぶ一方で、「交通量が増えることで、渋滞や子どもの事故が心配。しっかり対策して欲しい」と話していた。
周辺道路の渋滞対策
市では渋滞対策として、敷地西側に隣接する「市道38号線」と、敷地北側の県道50号線(座間街道)沿いの小松原交差点の改良を挙げている。市道38号線は開業までに拡幅した上で、座間南林間線との交差部分に信号を設ける計画。
小松原交差点は現在、道路が直角に交差しておらず周辺道路に渋滞を引き起こす一因となっている。これを2018年度までに十字型に改良し、交通の流れをスムーズにする予定。
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