座間市では、市内の道路損傷や漏水などについて市民から情報収集するためのスマートフォン向け無料アプリ「なおしてざまりん」を12月から公開した。迅速な補修や、施設の維持・管理に役立てる狙い。同様の事業は、相模原市に続いて県内2例目。
GPSで位置特定容易に
このアプリは、市内の道路や水道の破損状況を、スマートフォンの写真撮影機能と、人工衛星を活用したGPS(位置情報計測システム)を利用し、市にメールで通報する仕組み。写真とGPSによって、現場の様子や位置を正確に把握できる。
市道路課によると、市には「舗装が破損して凹んでいる」「側溝が壊れている」「漏水している」といった道路や水道設備に関する情報が、電話などで年間およそ2500件寄せられているという。こうした状況を受け、より正確で細かい情報を集めるとともに、それらを蓄積することで今後の維持・管理に活かそうと、アプリを取り入れた。
アプリは、相模原市の(株)アーバングラフィックが開発したもの。導入に伴う予算は制作費20万円、運用管理費として月額6万円。「App Store」や「Google Play」からダウンロードできる。担当職員は「市民に通報してもらうことで、行政の目が行き届かないような場所も素早く補修できるようになります」と話している。問い合わせは同課【電話】046・252・8564。
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