第48回衆議院議員選挙の投開票が10月22日に行われた。座間市では、1票の格差是正のため区割りの見直しが行われ、13区と16区に選挙区が分かれた後、初となる衆院選となった。座間市(相模が丘地区を除く)、大和市、海老名市、綾瀬市を選挙区とする13区は、自民党前職の甘利明氏(68)が12回目の当選を果たした。座間市(相模が丘地区)、相模原市南区・緑区の一部、厚木市、伊勢原市、愛甲郡が選挙区の16区は自民党前職の義家弘介氏(46)が小選挙区で議席を獲得、希望の党から出馬した後藤祐一氏(48)は重複立候補した比例で復活当選を果たした。
神奈川13区
前職・甘利氏と新人2人の争いとなった13区は、甘利氏が12万7214票を獲得し、県内では最多となる12度目の当選を果たした。希望の党から立候補し6万2779票を獲得した太栄志氏、3万6627票を得た共産党の岡崎裕氏に大差をつけた。
午後8時、早々に当選確実の報が流れると、選挙対策事務所に到着した甘利氏は「甘利明を信じ、陰に陽に支えてくれた皆様のおかげ」と述べた。
大臣辞職に追い込まれた昨年の秘書の事件については「あの問題をどのくらいの人が正確に理解しているのか心配はあった」と正直に吐露。しかし、圧勝したことで「これで天下晴れて日本と国民のために頑張れる」と話した。
神奈川16区
自民・義家氏と希望・後藤氏の一騎打ちの様相となった16区は、前回(2014年)比例で復活当選した義家氏が11万508票を獲得、接戦を制し小選挙区を奪還した。一方、9万6128票を得た後藤氏は、比例で復活当選を果たした。共産党の池田博英氏は2万8927票だった。
小選挙区の結果が出たのは深夜0時41分。義家氏は「この議席は私のものではなく、私たちのもの。地元のため、国のため、皆様からお預かりした力に精一杯応えていきたい」と挨拶した。また、「16区は重要な政策課題が一手に集まっている地域であり、総力で切り開いていかなければならない。皆様としっかり進捗させて次の世代へ道をつなげて参りたい」と抱負を述べた。
後藤氏は「力不足だった。自民党にかわり政権をとれる政党をつくらなければという気持ちで、希望の党の結党メンバーの一人となったことに後悔はない」と厳しい表情で話した。比例復活の報を受けると、「謙虚な気持ちで、より多くの方々の想いを受け止め、地元にも理解されるよう活動していきたい」と語った。
市内の投票率は小選挙区・比例ともに13区が49・88%、16区が48・25%でそれぞれ前回を下回った。
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