森の里4丁目自治会 独自の防犯システム運用へ
厚木市森の里4丁目自治会(藤岡秀和会長)が3月21日、携帯電話のメール機能を利用した防犯システム「地域の目防犯ネットワーク」の完成を発表した。
この防犯システムは、同自治会が神奈川工科大学と共同で開発を進めてきたもの。不審な人物や車、もしくは住民に知らせたい内容の出来事(鳥獣出没、火災等)をメールで即座に配信できるとしている。
特徴は、投稿位置より半径300m以内の限られた登録者に情報が配信されること。また、GPS機能を使用することで、入力が簡単で正確な位置情報も配信できる。
同自治会によると、通常のメール配信サービスは、遠い地域の不必要な情報が配信されたり、地区が変わると近くの情報が得られないという問題があるが、このシステムは限定地域の住民に必要とする情報を配信することができるという。
藤岡会長は「犯罪をおかそうとするものが最も恐れるのは『人の目』。これを有効活用し犯罪を未然に防げないかと考えました」と話す。これまで、犯罪が起きた後で目撃情報などが寄せられたこともあり、その情報を事前に共有し犯罪の抑止につなげていくという。
同自治会は、今年5月にシステムを本格始動する予定。その際、公民館などで登録説明会を開き多くの住民への利用を促す考えだ。
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