「厚木公園(はとぽっぽ公園)の入口が封鎖されている。買物用カートを押しているので、園内にとても入りづらい」―。そんな読者の声を受けてタウンニュースでは、公園入口の封鎖について取材を行った。
この状況について、公園を利用していた母親は「自転車が入ってこないので、安心して子どもを遊ばせることができます」と話した。その一方で、ベビーカーを押す母親からは「公園を斜めに突っ切ることができなくなったので、少し不便です」といった声も聞かれた。
入口の封鎖理由について市公園緑地課の担当者は「園内に設置されている遊具近くに自転車が放置されていて危険という利用者の声に応じたもので、園内の放置自転車対策として実施した」と話した。
入口封鎖のほかに、特例で園内を放置自転車禁止区域とする方法もある。しかし、慢性的な駐輪場不足は否めず、同公園を禁止区域にしたところで根本的な解決とはならないようだ。ちなみに、本厚木駅周辺には17の駐輪場施設(店舗利用者用は除く)が整備されており、5862台の自転車が駐輪可能。だが、これらの平均利用率は100%を超えている状況だ。
また、この現状に、市も手をこまねいているだけではない。今秋工事着工・来年7月完成予定で、1500台収納できる施設整備を進めており、これにより7362台が駐輪可能となる。
ただ、条例制定や施設整備などを進めたとしても、最後は自転車利用者のモラルに頼る部分が大きいのではないだいろうか。
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