東日本大震災にともなう電力不足などを理由に、昨年一度は中止を発表し、その後11月に実施した「あつぎ鮎まつり」の花火大会。今年は一昨年までと同様に、8月の同まつり内で開催することが分かった。
厚木市産業振興部観光振興課によると、夏季の土日の電力見通しを考慮し、警察や小田急など関係機関と調整した結果、8月4日(土)に開催できると、同まつり実行委員会が判断した。
一方で、平日は電力の需要が高まることから、前夜祭は2年連続で中止する。市は通常、同まつりの概要を7月ごろ発表していたが、花火大会開催の有無に関する問い合わせが市民などから多数寄せられていたことから前倒して公表した。
花火大会は4日の午後7時から8時半まで、相模川・中津川・小鮎川の三川合流点で行われる。荒天の場合は翌日に順延する。
昨年11月に行った打ち上げ花火は約7000発。今年は昨年行わなかったナイヤガラ花火や仕掛け花火を復活させ、一昨年までと同じ規模の約1万発を目標に、現在、協賛企業を募っている。
また、市民から寄付を募る花火募金を今年も実施する。昨年は3万4821円が集まった募金だが、今年はこの金額を上回ることを目標に準備を進めている。
期間は6月15日(金)から7月25日(水)まで。募金箱は市役所本庁舎1階や市観光協会駅案内所、厚木商工会議所2階などに設置される予定という。
震災復興事業も
鮎まつりの今年のキャッチフレーズは「アユおよぐ ほしの夜空に 夢の花」。8月4日と5日の2日間、三川合流点や中央通り・厚木なかちょう大通り・厚木公園・本厚木駅北口広場などで音楽ライブイベントや鮎つかみ取り、みこしショーなどが行われる。
市観光振興課の担当者は「震災復興支援事業や来場者が参加できるプログラムも考えています。本市最大の祭りなので、市民の方々と一緒に盛り上げていきたいと思います」と話した。
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