酒井スポーツ広場で11月1日、相川小学校(中川洋太校長)栽培委員の児童18人がカワラノギクの観察を行った。
このカワラノギクは同校栽培委員とNPO法人厚木の川の環境を良くする会が共同で5月から育てた。同校栽培員会は「こんな川原があったらいいな」をテーマに希望を出し合い、イラストを作成。そのアイデアのひとつ「カワラノギクのある川原」を実現させた。満開のカワラノギクを見た児童からは「きれいに咲いた」「お花畑だ」と歓声が上がった。
同NPO会長の西井伯夫さんは「本来その川にあるべき花を守る意識を持ってもらいたい。本来の花が咲けば、そこにいるべき虫や野鳥も戻ってくる。すべてが繋がっていることを児童に学んでほしい」と語る。
18人の児童はじっくりと観察し、スケッチブックへ丹念に模写した。栽培委員長の國井良君は「いっぱい咲いて良かった」と話した。
カワラノギクは河川敷に自生する野菊の一種で、国の絶滅危惧種に指定されている。相模川と多摩川、鬼怒川のごく一部でしか自生が確認されていない。河川改修や外来種の繁茂など環境の大きな変化により自然種が減少した。
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