東京工芸大学の学生チーム「M3」が制作した作品「DominAREA(ドミネリア)」が、第6回福岡ゲームコンテストのゲームソフト部門で最高位にあたる大賞を受賞した。
福岡ゲーム産業振興機構が主催するこのコンテストは、国内で注目されるゲームコンテストの1つ。今年は同部門に140作品の応募があった。
メンバーは同大学芸術学部ゲーム学科の3年生を中心とした12人。プログラマーがいなかったことから、上級生にも協力を呼びかけた。チームが目指したのは、「新しい世界観」。相手の思考を読みながら倒す対戦陣取りアクションゲームをテーマに、昨年9月から準備を始めた。ソフト名は支配を意味する「domination」と区域「area」の造語。
一般的に黒色を基調としているサイバー空間のイメージカラーを、白色に変更。3体のキャラクターも能力が一目で分かるように、メリハリをつけたデザインにした。BGMや効果音もジャンルにとらわれずに、ゲームの雰囲気に合った音を作った。「人数が多いため、みんなの意見をまとめるのが大変だった」とチームリーダーの福田裕紀さん(3年)。応募締め切り前日まで作業をして作り上げた。
審査で完成度の高さが評価され、「商品として出してもよい」という声もあがったという。3月4日の授賞式では今までの苦労と喜びで号泣してしまったという福田さん。「このメンバーだから大賞を獲得できた」と振り返った。
メンバーは以下の通り(敬称略)。▽福田裕紀、二宮悠輔、仙石悠、服部智幸、熊澤義大、數原弘喜、一戸幸恵、白梅遥佳、長岡泉、堀さくら、山田千勢、湯山由梨香
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