来年春の開業までおよそ1年となった(仮称)あつぎ元気館。市ではテナント誘致支援業務の受託候補者として、東急不動産SCマネジメント株式会社(以下東急SC)を、総合メディアフロア活用支援業務の受託候補者として、株式会社デジタルプラス(以下D社)をそれぞれ3月までに選定した。市では鮎まつり後に改修工事を始める予定で準備を進めている。
東急SCは東急ストアをはじめとする、全国各地の商業施設を運営管理している。市ではもともと商業スペースを地下1階から2階までとしていたが、同社の提案により4階まで拡張。市の担当者によれば、東急SCが各企業にヒアリングを行った結果、4階フロアまでテナントが確保できそうだと見込んでいるという。
総合メディアフロアの運営候補となったD社は、映画関係のコンテンツの企画・運営や、プロモーションなどを行う会社。
同フロアはもともと映画館があった9階部分に置かれる。9階にあるスクリーンは3つ。収容人数は170人、150人、60人だが、市ではそのうち150人収容の映写室の席を取り除き、演劇やダンスができる多目的シアターにすることを予定している。
また、今ある映写機は全てフィルム式。デジタル化には多額の費用が掛かることから、最新作のロードショー上映ではなく上映の前後にトークイベントや意見交換を交えた「対話型上映」なども検討しているという。
佐藤明あつぎ元気館計画担当課長によれば、建物の改修開始は8月。鮎まつり後を予定している。また、工事開始前には市民を対象に、現状の施設内の見学等も検討している。
佐藤課長は「開業予定の来年春には、本厚木駅の東口も改装される。厚木市全体の総力で、東口から地下道、一番街と、元気館を中心とした回遊性を確保していきたい」と話した。
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