厚木商業高校(大平雅子校長・生徒数805人)で5月8日、自転車のマナー向上を目的とした講習会が同校の2年生270人を対象に行われた。
この取り組みは、神奈川中央交通(株)協力のもと、厚木市と市交通安全対策協議会、厚木警察署が主催する「自転車マナーアップキャンペーン」で、市内の高校・大学を対象に全11回を予定している。厚木市、厚木警察署、神奈川中央交通(株)の3者が合同で高校生を対象に行うのは県内初。
講習会では、路線バス内に設置されたドライブレコーダーの映像を使った講習が初めて行われたほか、警察署員が自転車の交通ルールなどについて説明した。
神奈川中央交通(株)厚木営業所の長澤浩志助役は「朝と夕方は、とくに通学・通勤者が集中する危険な時間帯。急ぎたい気持ちも分かるが、事故防止のために少しの確認を怠らないでもらえれば」と話した。
講習会に参加した山崎玲美さんは「自転車通学をしていて危ないと感じたことがあったが、映像を見て事故の怖さがより分かった。教えてもらった交通ルールを守っていきたい」と感想を述べた。
同署によると、同署管内で昨年起こった交通事故は1345件で、そのうち自転車の事故は319件。とくに近年では、携帯電話を操作しながらの片手運転や、両耳にイヤホンを装着し周囲の音が十分に聞こえない状態での運転など、危険な自転車通学者が多くみられるという。
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