11月8日(土)と9日(日)に本厚木駅周辺で開かれる初冬の風物詩「あつぎ国際大道芸」。今年は大道芸の日に合わせて、駅南口で初めてとなる歩行者天国が実現する。例年とは一風変わった景色が見られそうだ。
昨年まで、あさひ公園(旭町1の122)で行われていた「あさひ公園まつり」。今年は、南口エリアの活性化を目的に、厚木の魅力を引き出そうと「南口ホコ天まつり」と名称・場所を変更して実施される。この祭りは、厚木商工会議所南ブロック(新川勉ブロック長)と旭町商工クラブ(大久保浩会長)がともに企画したもの。(株)ボイジャーの八木正樹さんがプランニングとして協力した。
中心となって動く八木さんは、3年ほど前から南口にホコ天が実現できたらという思いが強かったと話す。もともと大道芸は同公園で披露されていたが、市で行われるイベントの多くが、中央公園やはとぽっぽ公園など駅北側を中心に行われ、南口側へと人が流れることが少なかった。今年は同公園には大道芸人が来ない予定だったという。
「おしゃれ感」
南口の歩行者天国は、8日の午前10時から午後3時まで。本厚木駅交差点・りそな銀行前の信号から南へおよそ100m。サブ会場となる旭町どんぐり公園では、食事や休憩するスペースなども用意する。
当日は、南口の飲食店・商店が模擬店を出店する他、県央地域の農家が季節の野菜を直売する「厚木マルシェ」が目玉。演出にあたってはおしゃれ感を出すため、八木さんがディスプレイを東京工芸大学の八尾廣准教授に依頼した。同大学のアート作品の展示も予定。
また、大道芸人2組のパフォーマンス、厚木第二小児童の太鼓演奏、科学実験ショー、マスコットキャラ・あゆコロちゃんがゆるキャラグランプリの結果報告を行うなど、地域のイベントも盛りだくさん。厚木ボーノフェスティバルも同時開催。前夜祭は7日(金)。
課題は警備面
八木さんは「将来的にはホコ天をブンブンさんの前まで約250m伸ばし、イベントとして育てていきたい」と展望を話すが、ホコ天がバス通りに挟まれているため、主要な交差点に警備を敷かなければならないことが課題だという。
新川ブロック長は「ホコ天で大道芸をやることは広く周知されていなく、ぜひ足を運んでいただければ。あさひ公園まつりは北口と離れているため地元の人しか来なかったが、今年は人も集まりやすいのでは」と開催に期待を寄せている。
これまで、北口一極集中だったイベント。南口活性化の切り札になるか。
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