「では体操からはじめます」「頭を天から吊られているイメージで、姿勢を正して、ハイ息を吸って〜吐いて〜」。その後は歌舞伎の演目「外郎売」の科白で発声練習へとつづく。これは厚木カルチャー(イオン7階)で人気の講座「朗読」教室でのひとこま。
今日6月19日は、「朗読の日」(NPO日本朗読文化協会が制定)。これにちなんで、市内で活動する朗読グループの方に話を聞いた。そこで「自分たちよりこの方を」と紹介頂いたのが、舞台朗読家の神野文子(じんのふみこ)さん。
神野さんは愛川町半原の出身、厚木東高校卒業の地元人だ。大学時代に朗読ボランティアの講習会に参加したのがきっかけでこの道へ。朗読を「話芸」の域に高めた山内雅人氏に師事。文化放送契約アナウンサーや、TBSラジオのレポーターなど経て、現在、朗読話芸研究所主宰。
市内では朗読グループ「花言葉」や朗読の会「朗夢(よむ)」、「あつぎ読み語りの会」で朗読の楽しみを教えるほか、東京工芸大学非常勤講師としてプレゼンテーションの講義も担当している。
誰でもできる健康にもいい
朗読がじわじわと広がり、根強い人気を得たわけを、「声が出て字が読めれば誰でもできる」と。気軽に始められると人気だが、続けるうちに「ことば」の意味が沁みてくる。「話芸の域まで到達させるには日々の稽古や感性を磨く努力が必要」とも。日本語は深い。
過去の朗読愛好家のアンケートではその魅力を「表現欲求を満たしてくれる」「ボランティアで社会貢献もできる」「文学を味わうことができ、人生の参考になる」「健康維持・老化防止」などいいこと尽くめだ。黙読よりも心に響く、一人でもできる朗読、始めてみては。
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