今、厚木の若者の間で「Atsugeek」というポータルサイトが話題になりつつある。本厚木駅周辺を中心に、市民にとって身近な話題を独自の視点で紹介する同サイトは、今年7月に設立から1年を迎えている。
サイト名は「あつぎ」にオタクなどの意味を持つ「geek(ギーク)」を組み合わせた造語。開店・閉店情報から「厚木ひとり酒 乙女編」などの企画モノ、飲食店レポート、街中の不思議な看板、厚木市のメールマガジンについてまで多種多様な記事がアップされている。開設当初は数えるほどだったアクセス数も、今では20代から30代を中心に1カ月8000件近くにまでなったという。
コンセプトは「他では紹介されない、厚木ならではのもの」。紹介したいものしか載せない、悪口は書かないをモットーに、記事は「面白いことが見つかった」タイミングで更新される。「厚木の人しか面白くない」このメディアを運営するのは、市内にあるデザイン事務所Tiramisuの松村剛司(37・編集長あつお)さんと鈴木ようこさん(40・特派員ドラミ)の2人で、共に厚木市出身。
知人から「記事を見て『なんでそんなに厚木が好きなの』と良く言われる」というほど、アップされる内容には地元愛がにじみ出る。記事をきっかけにテレビ取材を受けた店もあり、「地域活性じゃないけど、少しは役に立ったかな」と鈴木さんは笑う。
今後も、地元の人しか呼んでいない場所や道の名前など、コアな厚木を伝えていく企画が進行中だという。これからの抱負を尋ねると、松村さんは「これからも面白い厚木をゆるくマイペースに紹介していくので、厚木ライフを楽しくしたい人はぜひ」と答えた。
サイトのURLは、http://atsugeek.com
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