相模川流域のアユをカワウの食害から守ろうと、漁場の環境保全活動をする一般財団法人神奈川県内水面漁業振興会は4月8日から、相模川流域でカワウの駆除調査を実施している。5月末までの2カ月で300羽の駆除をめざす。
カワウは体長約80センチの大型の水鳥で、群れで生活。川や海に潜って魚を獲る。同会によると、10月ごろからアユの遡上に合わせて川辺に集まり、4月ごろまで主にアユを捕食する。1羽あたり1日500グラムの魚を食べ、相模川流域には多い時で1日1千羽が飛来するという。
実施場所は旭町のソニー(株)厚木テクノロジーセンター裏などの相模川流域5カ所。同会が県猟友会に依頼し、相模原南、座間、厚木、海老名、寒川の各支部員が銃器で駆除している。
同会によると、市内では相模川漁業協同組合連合会などが稚鮎を10トン以上放流しているが、カワウの食害被害を受けている。同会は「漁場やアユを守るためにも、駆除をしながらカワウの生態を調査することが必要」としている。
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