河川敷に咲く黄色い花「オオキンケイギク」。5月になると一斉に花を咲かせる同花だが、強い繁殖力で在来生物の生育環境を脅かすとして、栽培や持ち出しを禁じる特定外来生物に指定されている。5月21、22の両日には市内各所で駆除を実施。70リットルごみ袋108個分を除草した。
21日には森の里地区自治連と同公民館が共催し若宮公園周辺で駆除活動を実施。近隣住民ら約30人が参加し、草抜き鎌などを使って1本ずつ除草した。この日は厚木植物会の美馬教美さんが花の特徴などを説明。「根からしっかり駆除するように」と呼びかけた。
厚木市環境政策課によると、各自治会は自主的に駆除を実施しているが、多年草のため、数年続けて駆除しなければ効果が出ない。同課は「継続して駆除してほしい」と話している。
また同課では昨年9月から同花やアライグマなど、外来生物をスマートフォンで撮ってサイトに投稿する「写マップあつぎ」を開始。画像と位置情報を投稿することで、市内のどこに繁殖するか特定し、今後の駆除に役立てるという。担当者は「5月はオオキンケイギクの繁殖の時期。ぜひ情報提供を」と呼びかけている。
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