児童に本格的な音楽に触れてもらおうと2月16日、妻田小学校(後藤幸一校長)で笙の演奏会が開かれた。
かねてより、学校ボランティアとして音楽の指導を手伝っている田山一彦さん(74・三田在住)の協力によって開かれたこの演奏会。元教員である田山さんが、教え子でプロの雅楽家である真鍋尚之さん(43)に依頼をしたことによって実現。以前には三田小学校でも同様の演奏会を行っており、今後も市内の小学校で広めていくという。
この日は、4・5年生約180人が合同で鑑賞。まずは、その音色を聴いてみようと、真鍋さんが笙をふくと、児童らはその厳かな音色に圧倒されたように静まり返った。演奏が終わると大きな拍手。音が鳴る仕組みや、楽譜のない音楽の伝承の仕方に、児童たちは驚きながらも興味深げに話を聞いていた。
終了後、児童らは「ほかの楽器とは違う、幻想的な音色だった」「魅力的な音だった」といった感想を興奮気味に話した。
田山さんは「子どもたちには本物の音を聞いてもらいたくて。今日もとても良い反応で良かった。他の小学校も回っていきたい」と嬉しそうに語った。
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