田んぼでいきもの調査 県内から15組43人が参加
田んぼやその周辺の生き物を調べることで、農業の大切さを学ぶ「かながわ農業大発見!田んぼの生きもの見てみよう!」が8月23日、市内沼目や下谷の田園地域・大田ふれあいセンターで実施された。主催は伊勢原市ふるさと大田を守り楽しむ会。
このイベントは食と農に対する理解の促進、農業との交流をめざして県内各地で県と地域が協力して行っているもの。
当日は伊勢原市内をはじめ、横浜市や川崎市、藤沢市などの県内各地から15組43人の親子が参加。スタート時は晴れていたものの徐々に天候が悪化し、小雨の中での生きもの調査となった。伊勢原グリーンインストラクターの案内で調査は進み、子どもたちは新しい生きものが見つかるたびに嬉しそうに集まっていた。
外での調査を終えた一行は、会場を大田ふれあいセンターに移し、調査の集大成として見つけた生きもの調査書を作成。市内から3家族8人のグループで参加した江尻延子さんは「昔はよく田んぼで遊んだものです。けっこう魚が多かった」と話す。グループの北野敦也くん(桜台小4年)・加奈子さん(同3年)の兄妹は「エビやカエルとか、いっぱい採れた」とバケツや虫かごをみんなで見ていた。
横浜市栄区から参加した秋山さん親子。飛翔君(9歳)は「楽しかった。クモがたくさんいた」と笑顔で話す。父・和典さんは「広報で見つけて応募しました。天気が悪くて残念」と話すも、グリーンインストラクターの話を家族で興味深そうに聞いていた。
調査で見つかったのはナマズやメダカ、ドジョウ、カエルなどの田んぼの生物をはじめ、トンボやバッタ、ムクドリなど30種類以上。捕まえた生き物は終了後に自然に帰された。
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