第69回愛鳥週間「全国野鳥保護のつどい」野生生物保護功労者表彰が5月10日、東京・虎の門ヒルズで行われ、伊勢原市有害鳥獣対策協議会大山地区(松本新一代表)に林野庁長官感謝状が贈られた。
「全国野鳥保護のつどい」は、1950年から始まった愛鳥週間の中核行事として1961年から行われているもの。式典には(公財)日本鳥類保護連盟の総裁を務める常陸宮さまがご出席され、野生生物の保護に尽力した個人・団体に表彰が行われる。
林野庁長官感謝状が授与された市有害鳥獣対策協議会大山地区は、ツキノワグマなどの野生生物に対する「保護」と「人身被害の防止」に向けた組織的な活動が評価された。9年ほど前から同地区の代表を務める松本さんは「役員をはじめ、行政や農協、地元の応援協力があって活動できる。たいへんありがたい」と受賞の喜びを話す。
また、同会では19日に市長公室を訪れ、高山松太郎市長に受賞を報告した。
市有害鳥獣対策協議会は、農林畜産物の被害防止と野生鳥獣保護による農業の安定を図るために1993年に設置された。
2014年に作成された伊勢原市鳥獣被害防止計画によると、ニホンザルやイノシシ、ニホンジカ、ハクビシン、アナグマなど13鳥獣による農畜産物被害は市内全体で約2800万円。大山地区では、年4回の鹿の防護柵点検(修理)をはじめ、草刈りやサルの追い払い、イノシシ檻の点検などの活動を実施している。「今は農作物への被害だけだが、人にケガがあったら大変。多くの方に活動を知ってもらうとともに、今後も各団体の協力をあおぎながら活動を続けていきたい」と松本さんは話した。
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