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綾瀬版 公開:2012年7月20日 エリアトップへ

タウンレポート 市民の市政への関心は― 綾瀬市長選挙の投票率は34・79%

公開:2012年7月20日

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当選の報を受け万歳する笠間城治郎氏(写真中央)
当選の報を受け万歳する笠間城治郎氏(写真中央)

 7月8日に行われた綾瀬市長選挙で、笠間城治郎氏が元同市議会議員の笠間信一郎氏を破り、3期目の当選を果たした。市民の選択は笠間城治郎氏の「改革続行」。選挙事務所で「当選確実」の報を受けた笠間城治郎氏は「市民の信頼を受け、住み続けたい街にしていく」と3期目の意気込みを話した。一方、笠間信一郎氏は「綾瀬市のために(笠間城治郎氏に)市民として陰ながら応援する」と話した。

 各氏の得票数は笠間城治郎氏が15965・875票、笠間信一郎氏が6574・124票。有権者数6万5630人に対し、投票率は4年前の34・42%からわずかにプラスの34・79%にとどまった。選挙を終えて、両陣営が共通してコメントしたことは「綾瀬市の民主主義の成長を願うこと」だった。

 2012年3月の綾瀬市議会で笠間城治郎氏が出馬の意思を明らかにしてから「無風」状態が続き、報道でも無投票の公算が大きいとされた中、笠間信一郎氏が告示日直前の6月19日出馬表明した。笠間信一郎氏の出馬理由は「(選挙をして)市民の意見を集約する必要がある」ことだった。

 6月25日に綾瀬青年会議所が両氏を招いて開いた公開討論会には約250人が来場し、期日前投票では4年前と比較して584人増。市民の関心は前回よりも高いように見えていたが、当日の投票数は伸びず前回から横ばいの投票率にとどまった。

 今回の投票率を受けて、選挙前に「自分の目と耳で考え確かな判断で投票を」と呼びかけていた同青年会議所は「しっかり検証して、次に繋げたい」とコメント。両氏の選挙事務所でも「サイレントマジョリティ(組織票ではない一般市民)がどうしたら行動し、市政に関心を持てるか」という声もあがり、沈黙したおよそ65%の市民の「感覚の改革」に課題感を残した。
 

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