市内の消費需要を喚起するため、市商工会(斉藤敬訓会長)が「住宅リフォーム券」の発行事業を開始する。額面20万円の券を1枚10万円で300枚販売することで、住宅リフォームを促進し産業の活性化と居住環境向上を図る。
住宅リフォーム券は、国の地方創生交付金を活用し発行する。3月議会で補正予算として3300万円を計上し、事業費として今年度予算に繰り越された。
受付期間は土・日を除く6月15日から7月15日までの1カ月間。申込みは市内に本店または本社を置く施工業者から見積りを取り、必要書類を添えて市商工会窓口に直接持参する。
申請は個人もしくは施工業者どちらでも行うことができる。1事業者につき20件までの申請枠が設けられており、希望者が300件を超えた場合は抽選となる。8月10日に市役所で公開抽選会が予定されており、結果は市商工会ホームページで公表されるほか、交付・不交付の決定通知の郵送も8月下旬までに行われるという。
券が使用できるのは個人が購入し居住する一軒家やマンションで、賃貸物件は不可。住宅リフォーム券購入後に着工する税抜20万円以上のリフォーム工事が対象で、発行から6カ月以内に工事完了し施工業者への支払いができることが条件となる。床面積が変わる増・改築や外構工事などには使うことができない。
他にも同一敷地内に複数住宅がある場合の申請可能数は1棟のみ、市税を滞納していない、三世代ファミリー定住支援補助金を利用していない、市が行う他の助成制度や南関東防衛局の住宅防音工事と同じ場所の併用不可など、いくつかの条件が定められている。
市商工会では「そのほか詳しい条件などについては、商工会窓口(【電話】0467・78・0606)にお気軽にご相談ください」と話している。
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