厚木警察署が新築移転 市立病院並びの県有地へ
厚木警察署(厚木市水引)が新築移転することが、このほど神奈川県警への取材で分かった。
県警本部によれば、移転の理由は施設の老朽化。現在の建物は完成から46年が経過。本館を増築する形で新館が作られるなど庁舎内が複雑化し、建物自体も経年劣化が目立ち、市民の利便性の面からも改善を求める声が上がっていた。
移転先の候補地として挙がっているのは、国道129号線を挟んだ厚木市立病院側、改修中の厚木税務署北側にある神奈川県厚木合同庁舎の分庁舎。現在の分庁舎を取り壊し、新たに警察署を建てる計画だ。
移転の時期は未定。しかし同事業は県警本部による県への来年度予算要求に組み込まれており、予算が承認されれば、来年度から基本設計等の事業が始まることになる。移転後、現在の土地は県に返還される。跡地利用については未定だという。
厚木警察署の移転に関しては、山口貴裕県議が昨年9月の県議会一般質問で早期建替えを県に要望していた。山口県議は「県や警察本部の迅速な決定に感謝します。市民が安全・安心して過ごせる拠点として一日も早い完成を期待します」とコメントしている。
厚木警察署の名前になってからの移転はこれが2度目となる。同警察署の前身は、愛甲郡厚木町(当時)へ1874(明治7)年に設置された捕亡(ほぼう)出張所。捕亡とは警察官、刑務官の働きをする官吏のことで、当時の人員は1、2人だった。その後、幾度かの改称を経て、1948(昭和23)年に愛甲地区警察署に名称を変更。1954(昭和29)年に現名称の厚木警察署となり、1967年に厚木市水引の現住所へと移転した。
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