市職員が企画展をプロデュース 協働推進課・石川さんによるものづくりワークショップ
三浦市協働推進課の職員・石川博英さんが独自にプロデュースする『ものづくりワークショップ アイノカケラ。〜工芸作家からアイノカケラのプレゼント〜』が、2月12日(土)・13日(日)に市内三崎の貝がらホールで開催される。市内在住の工芸作家を取材し、写真やパネルで紹介すると同時に、その作家から譲り受けた不用のカケラを使用した無料の楽しいものづくり体験も行なう。
12日(土)・13日(日)に貝がらホールで(入場無料)
石川さんは、市職員として勤務する一方、武蔵野美術大学造形学部通信教育課程の学生でもある。市が明治大学の学生たちと協力して東京都千代田区神田に開設している「三浦市東京支店」に以前3年間出向しており、それを終え三浦市に帰る際に、役所の仕事だけでなく学生たちとの付き合いの中で得たものを何かつなげていきたいと思い、通信課程に入学し現在2年生。ここまで日常生活に関わるものを通しての暮らし方の提案などを学ぶ「生活環境デザイン」コースで基礎を学習。今回の貝がらホールでの企画は、その一環として自分で企画しレポートするという同大学特有のカリキュラム「ワークショップ研究」に基づいて開かれる。
10人の工芸家を紹介しカケラホルダーを作成
当日は、石川さんが取材した市内在住の中でも移り住んできた工芸作家10人の活動の様子を写真やパネルで紹介する。
石川さんによると、以前は、比較的葉山や鎌倉などに移り住む作家が多かったが、時代と共に環境が創作活動にそぐわなくなってきたのか、そういった土地ではなく、自然に恵まれ旧きよき素朴な雰囲気を残しつつ都心にも近いということで、三浦市に越してくる作家は多いのだという。また、伝統的なものが多数引き継がれている土地柄も1点ものを大切にする作家にうけている理由に挙げる。
紹介では、工芸作品は失敗作などの素材のリサイクルが難しく、それだけに工芸家が抱える苦労やものづくりの大変さを伝えたいという。
さらに、廃品利用の提案も兼ねたものづくりワークショップとして「皮革工芸体験」を実施。各工芸家の取材時に無償で譲り受けた皮の使用できない不用の部分や湯呑みのカケラなどを使って、カケラホルダー(写真)を作成する。
石川さんは、「若い人たちが工芸家や作品に自然に触れ合えることは、まちにとっても必ずプラスになるはず。ぜひ多く方に来て体験していってもらいたいです」と話している。
両日ともオープンは、午前11時から午後4時まで。入場・体験とも無料。
12日の午後5時からは地元アマチュアミュージシャンによるミニライブも開催する。
ホームページhttp://wakokugaku.org/mau/mau_index.htmlも参考に。
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