アプリで野菜直売所をPR レシピや朝市情報も
三浦市内を中心に、横須賀など三浦半島内の野菜直売所22カ所を紹介するアプリがこのほど登場した。アプリは、直売所の特徴や農家直伝の三浦野菜を使ったレシピ紹介、クイズ形式で三浦野菜を楽しめるものなどが盛り込まれている。
アプリを開発したのは、市内初声町のWEB製作やデザインなどを手がけるonTheHammock(オンザハンモック・桑村治良代表)。アプリでは、直売所ごとに写真と主力にしている品が紹介されている。また、半島内で開催されている朝市情報や収穫体験ができる農園の紹介、農漁業のおかみさんで結成された「ふるさとのみつば会」協力による三浦に伝わる野菜別郷土料理のレシピも公開している。初めての人が行けるように、GPS機能を使って直売所周辺エリアに入ると通知が来るシステムも盛り込んだ。行きたい直売所も地図で探し出すことができる。三浦野菜のアピールと三浦半島への来遊者増加に繋げるのがねらいだ。
桑村さんは3年前、自然豊かな三浦の環境に惹かれ三浦に移り会社を立ち上げた。生活の中で三浦野菜の良さを体感、多くの人にこの良さを伝えたいという思いがアプリ開発のきっかけ。
アプリで提供される情報は、農家から提供された商材を単に盛り込むのではなく、桑村さんとデザイン担当の高橋宰知子さんが各農家に足を運び、直売場の特徴などを取材したもの。「当初は直売所で売られている野菜はどこも変わらないと思っていた。しかし、かぼちゃだけでも数種類作っている農家や年間に100種類の野菜を作る農家、大根を7〜8種類揃えている農家など、農家によって力を入れている野菜があることが分かった。意外な発見だった」と桑村さん。そんな発見を多くの人に知ってもらいたいという思いがこのアプリに盛り込まれている。「野菜直売所巡りも観光のひとつになる。農家が一生懸命作った自慢の三浦野菜を多くの人に伝える役に立てば嬉しい。今後もさらにアプリの機能を充実させていきたい」と桑村さんは機能向上を目指す。
アプリ(おいしいを探そう!三浦のおやさい)は、アイフォーンやアイパッド向け。ダウンロードは無料。今後、アンドロイド向けのアプリ開発も検討中。
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