活性化に向け多業種が結束 「三浦半島食彩ネットワーク」が誕生
このほど三浦半島の農家や漁業、飲食店、サービス業など約20の事業者などが集まった「三浦半島食彩ネットワーク(高梨農場・三浦市初声町下宮田 高梨雅人会長)」が誕生した。人気の高い三浦半島の食産物をブランディング強化し、地域活性化に繋げることを目的に活動していく。
三浦半島には、「おいしい」を誇れる食産物が豊富にそろっている。その「おいしい」を扱う多様な事業者が結びつきを強くすることで、バラバラだった発信を組織的に展開し認知度を高め三浦半島への集客に結びつけるのが狙いだ。現に、冷凍マグロをカットする際に出る残りかすを乾燥させて肥料化し、肥料の段階から三浦産を利用したマグロ野菜の生産といった水産業と農業の協力例もある。「多世代・多様な事業者がネットワーク化をはかることで、ネットワークの会員同士がコラボレーションしそこで生まれたアイデアの事業化や新しいビジネスモデルの展開も可能になる」と、高梨会長は、今後の展開に期待を寄せる。
4月26日(土)・27日(日)に行われる開港祭では、野菜直売のほかIPADアプリを使ったフード”総選挙”を実施。数種類の野菜を使ったメニューから好きなものに投票してもらうもので消費者の動向を探り今後の活動の参考にしたい考えだ。
また今後は、インターネットやSNSなどを活用したPR、農漁業体験イベントの開催や観光ツアーとのコラボレーションほかを予定している。
高梨会長は、「繋がりを持つことで、消費者に新しい要素の発信を行うことができる。三浦半島の魅力を高め、賑わいに結び付けたい」と話している。
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