神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2016年9月23日 エリアトップへ

三浦版CCRC構想 事業者決定で計画前進 スマートコミュニティ社が参画

社会

公開:2016年9月23日

  • LINE
  • hatena
想定される2つのCCRCモデル
想定される2つのCCRCモデル

 三浦市へのアクティブシニアの移住や地元住民の雇用創出をめざす「三浦版CCRC構想」。今月6日の市議会定例会で、同事業に(株)スマートコミュニティ(千葉県)が参画することが分かった。吉田英男市長は「人口増加と市内経済に好影響を与える事業と考える。新しいまちづくりとして取り組みたい」と述べ、意欲を見せた。

 今月6日の市議会定例会で、藤田昇議員(公明)が三浦版CCRC構想の進捗等について質問。事業展開を行う事業者が(株)スマートコミュニティに正式決定したことが明らかになった。千葉県千葉市で高齢者向け分譲マンション「スマートコミュニティ稲毛」を運営する同社。クラブハウスやグラウンドなどのコミュニティ施設を併設した「日本最大級のアクティブシニアタウン」として、2010年から事業展開している。

 同社は市に対し、事業対象用地の取得と決済終了を報告。先月2日には第1回の関係者会議が開かれ、スマートコミュニティ社の社長や金融機関、県や市の担当部局が集まり意見交換が行われた。

 会議では、健康インセンティブへの取り組みと医療・介護の連携の2点が重要項目であるとの認識を共有。「三浦に来ると健康になれる。健康になるために行きたい場所は三浦」―というブランディングを行っていく旨の方向性を確認した。吉田市長は一般質問の答弁で、「多世代交流を促進し、三浦市全体の健康施策も視野に入れていきたい」と話し、行政が地域との橋渡しの役割を果たしていく考えを述べた。

 市は月に1回ほど事業者との連携を深める関係者会議を開く予定。また、構想実現に向けた今後のスケジュールによると、今年度から計画策定や調整を行い、2017年度内の住環境の整備、入居募集をスタート。18年度には事業(入居)の開始をめざす。

最大2500人が移住

 昨年度、(株)三菱総合研究所が三浦版CCRC構想検討調査を実施した。導入による市の医療・介護費負担は、50年間の合計額で移住者の社会保険料収入、市民税収入によってまかなうことができると推計。また、スマートコミュニティ稲毛のような施設型開発を最大規模、開発スピードの場合、10年間でおよそ2500人の移住者が見込めるなど、導入メリットがあると判断し現在、計画が進められている。

三浦版のトップニュース最新6

「やっと咲いた」青紫の花

上宮田在住松本さん

「やっと咲いた」青紫の花

植樹25年でジャカランダ満開

6月21日

新婚世帯の定住促進

三浦市

新婚世帯の定住促進

今月から補助額最大60万円

6月21日

“活気あふれるまち”へ前進

三浦商議所新会頭

“活気あふれるまち”へ前進

奥山浩司氏インタビュー

6月7日

優先交渉権者に興和

新海業プロジェクト

優先交渉権者に興和

三崎漁港の利活用で市選定

6月7日

「海のミルク」すくすく成長

「海のミルク」すくすく成長

小網代湾で養殖、本格始動へ

5月24日

藻場の再生で連携

三浦半島4市1町

藻場の再生で連携

日テレ参画で活動後押し

5月24日

あっとほーむデスク

  • 6月21日0:00更新

  • 6月7日0:00更新

  • 5月24日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年6月21日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook