逗子市は地震や風水害などの災害が発生した際に、海上の船舶を使用して水難救助や海上輸送業務にあたる協定を9日、NPO法人湘南海上安全協会(竹山博理事長)と締結した。有事の際に同協会が、所有する水難救助艇などを使用しながら救援活動などに協力するもので、市によると船舶を所有する民間団体との協定は初。防災対策の向上に期待が寄せられる。
同協会が所有するのは水上救助艇と水上バイクの各1艇。2011年から市から逗子海水浴場の監視業務委託を受けており、ライフセーバーら約30人が所属する。協定が定める支援内容は船舶出動が必要な消化活動や油漏れなどの防除業務、水難救助、災害時の物資輸送など8項目。締結式であいさつに立った平井竜一市長は「海がありマリンレジャーも盛んな一方、逗子は水難のリスクを抱えている。海上安全を守る意味で協定は大変心強い」と述べ、竹山理事長は「微力ながら、救難救助に出来る限り協力したい」と応じた。
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