葉山町 ごみ戸別収集、軌道に 導入1カ月、大きな混乱なく
葉山町が家庭系ごみの戸別収集を導入して7月で1カ月が経過した。有料の指定袋との併用による戸別収集は藤沢市や大和市などが実施しているが、無料の方式は県内で初。100回近い事前説明会の甲斐もあってか表立った混乱もなく、軌道に乗りつつあるようだ。
午前8時40分頃、町クリーンセンターから10台の収集車が出発した。そのうちの下山口地区を担当する1台は各住宅の前に出されたバケツ容器から手際よくごみを回収していく。「(戸別収集が)始まってすぐは収集箇所が把握しきれず多少混乱したが、このひと月でずいぶん慣れた。スピードも上がったように思う」。職員のひとりはそう話す。収集にあたるのは非常勤、再任用を含む職員25人。主に町内を4つのブロックに分け、業務を行う。導入直後は定時内に終わらない日も目立ったが、1カ月が経って作業の効率化も図れるようになってきたという。
一方、住民からの反応は様々。40代の女性は「分別品目が多く、今の方式になかなか馴染めない。直接クリーンセンターに持ち込むこともしばしば」、60代の男性は「面倒な部分はあるが、ごみが減るのは良いこと。ステーションが減ってまちの景観もきれいになったようにも感じる」と話した。
町はごみの排出量削減を目指して、分別細分化と無料の戸別収集を導入。戸別収集は有料化との併用が一般的だが、これまで900以上あった集積所を500程度に半減することで収集経費を抑えた。同方式にはごみの排出量削減が不可欠で、町は導入から2年間で30%の減量化を目指す。ごみの処分をめぐっては山梨崇仁町長が任期中の「最大の課題」と位置付けている肝いり事業でもある。
町では「ごみが減ったかどうかは今後数字の検証が必要」とした上で「モデル地区ではすでに実績が出ている。町民からの問合せ件数も導入から2週間ほどで落ち着いた。今後も引き続き周知を図っていきたい」と話している。
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