任期満了に伴う葉山町長選が先月20日、投開票され、現職の山梨崇仁氏(38)が新人で元町議の長塚かおる氏(56)を破り、再選を果たした。得票数ほぼダブルスコアでの圧勝だった一方、投票率は過去最低を更新する41・87%だった。
山梨氏は1期4年の実績を踏まえ「いつかは葉山へ」とまちのブランド力向上や乱開発抑制などを掲げ、支持を広げた。結果を受け「今回の選挙は通過点」と完勝ぶりをアピール。「1期目の評価をいただく場と考えており、喜ぶというより感謝の気持ちでいる」として万歳三唱もなかった。
事実上の信任投票との声も漏れ聞こえた同町長選。「投票率は低かったが、一定の評価をいただけたと受け止めている」と振り返る一方、約3千700票が対抗馬に投じられたことについては「1期目の公約については6〜7割達成できた。できなかったことや改善点の指摘もあり、妥当と思う」。2期目に向けては「掲げた公約は確実に実行していく。これまでは『葉山のおかしい』を直すことに徹底的に取り組んできた。今後は次への一歩を踏み出したい」と語った。
一方の長塚氏。選挙戦では人事改革や自然保護を訴えたが及ばなかった。落選を受け、「結果は残念だが、葉山を変えたいと思う人がたくさんいると感じた。今回を機に、行政に意識を傾ける人が1人でも増えたら」と話した。
投票率は前回選挙を15・39ポイント下回り、過去最も低かった2005年(52・16%)を更新した。
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