中学校給食再開を検討へ 有識者・学校関係者など交え、7月に初会合
藤沢市は今年度から、公立中学校の給食再開の検討を始める。中学校の給食実施率は全国の81・6%に対し、神奈川県では16・1%(5月1日現在)と非常に低い。7月に初の検討会を開催する。
藤沢市は生徒数の増加や残飯量などを理由に、1980(昭和55)年3月で中学校給食を休止した。小学校は完全給食を実施し、現在各学校に調理場を設ける単独校化を進めている。平成24年度に完了する予定で、中学校給食は25年度から検討する予定だったが、前倒して行うことになった。
再開の検討に関して市教育総務課は、「県内でも合同で調理して配送するセンター方式や、民間業者にランチボックスを配送してもらうデリバリー方式で実施する市町が増えてきたため」と話す。
7月に開催される検討会には、学識経験者、校長、教諭、PTA関係者らが出席。食を取り巻く状況や、中学校給食の課題を整理し再開するかどうかの検討を進めるという。
いずれの方法にも億単位の予算が必要。「県内はもとより、全国の先進的な取り組みや長所と短所、事業費の研究を行っていきたい」と同課は語った。
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