第20回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会で神奈川県の主将を務める 梶原有高(ありたか)さん 石川在住 26歳
遠く険しいゴール目指し
○…1月18日に開かれる全国都道府県対抗駅伝大会で神奈川県の主将を務め、中高生や大学生、社会人混合チームの要として挑む。前回大会でも区間4位の快走を見せ、県の過去最高順位となる総合9位に貢献した。周囲からの期待はふくらむものの、本人は「最低でも区間10位以内が目標。レベルの高い選手が集まる大会なので、あまり大きなことは言えない」と控えめだ。
○…遠藤のプレス工業(株)に所属。今年のニューイヤー駅伝では1区を走り、首位と5秒差の2位で襷をつないで観客を沸かせた。普段は運送管理などの事務部門で勤務。「体力的な負担の少ない仕事をさせてもらい、合宿や大会で職場を抜けることも多い。それでも快く応援してくれる周囲の人たちのおかげで、走れていることを実感する」としみじみと感謝を口にする。
○…愛川町出身。中学から陸上を始め、長距離一本で打ち込んできた。早い段階で頭角を現し、中学時代に全国駅伝に初出場したほか、個人種目でも全国大会を経験。続いて全国高校駅伝大会でも活躍し、松陰大学在学中にはチームとしての出場はかなわなかったものの、学連選抜の選手として4年連続で箱根路を走った。個性的な経歴に「さすがに大会史上唯一だと思う」と照れながらも顔をほころばせる。プレス工業入社を機に藤沢へ。「便利で楽しく、住みやすい街」と評し、「特に江の島周辺が好き。時々練習を離れて、砂浜をジョギングしてリフレッシュしている」と藤沢を満喫している様子だ。
○…「将来的にはマラソンランナーとして、世界で戦える選手になりたい」と真剣な眼差しで語る。目標は世界選手権、そして2020年の東京五輪出場だ。「駅伝とは距離が大きく違うし、現在の自分の記録ではまだ届かない。種目を両立しながら、もっと力を伸ばしていきたい」。彼方のゴールを目指して、今日も走り続ける。
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