有害鳥獣の一種であるアライグマに関する相談が、市内で増加傾向にあることが市環境保全課の調査でわかった。市民から寄せられた相談は2014年4月から12月までで158件、13年度の149件をすでに上回っている(被害相談はアライグマとハクビシンの判別ができないものも含む)。
アライグマによる屋内の被害は、人家に侵入する、糞尿をする、室内を荒らす、ノミやダニの発生・異臭、騒音などがある。屋外では飼育しているペットが襲われる、餌を食べられる、家庭菜園の生産物が食べられてしまうなどの被害のほか、同じ生息地の生き物を捕食することから、生態系への影響なども危惧されている。
一見かわいらしいイメージもあり、かつてはペットとして人気を博したが、成長に伴い、凶暴になるケースもあるため、飼いきれず放たれたものが野生化し、繁殖しているという。
市では、県のアライグマ防除実施計画と13年度藤沢市アライグマ防除実施計画により捕獲を実施、昨年12月までで16頭が捕獲された。
餌が不足する冬場に捕獲しやくなることから、市では捕獲用の檻の貸し出しを行っている。期間は1カ月で無料(餌は実費負担)。「貸し出しを希望される方は環境保全課まで問い合わせを」と話す。
詳細は同課【電話】0466・25・1111(内線3132)へ。
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