藤沢市は4月16日、災害などの緊急情報を発信する防災ラジオを有償頒布すると発表した。防災行政無線の聞き取りにくさの対応策として、レディオ湘南(FM83・1MHz)と連動したもので、屋内でも正確な災害情報を伝えることが目的。
防災ラジオは、通常時はAM・FM放送が聞け、緊急時は市が発する防災行政無線で流す情報と同じものが流れる。待機状態もしくは放送を聞いていても、自動的にFM放送に切り替わり、緊急放送を最大音量で聞けることが特徴で、緊急情報を受信するとランプが点滅し、視覚的にも確認ができる。
市防災危機管理室によると、防災行政無線は風雨や建物による反響が影響し、市民から「屋内で聞き取りにくい」との声が寄せられていた。ラジオは、そういった影響を受けないため、正確に情報を伝えることができるという。
放送内容は、津波や大雨、暴風などの警報、災害時の避難勧告・指示など、防災行政無線のうち緊急性の高い情報で、通常放送されている防犯放送、公害発生時の情報などは流れない。
同危機管理室は「インターネットやメール、ツイッターなどでも情報発信を行うが、ラジオも情報源のひとつとして活用してほしい」と話す。
受付は5月8日から4000台を準備
市は第1期分として4000台を用意。7月ごろの受け渡しを予定している。受け付けは、沿岸部の津波避難対象地域の住民と事業者が5月8日(金)から14日(木)、一般は5月15日(金)から28日(木)。購入代金は2000円になる。
申し込みは、防災危機管理室か市民センター・公民館窓口に備え付けの申込書を記入し、期間中に同所へ持参または郵送する。申し込みが多数の場合は津波避難対象地域を優先に予約者を決定する。今回購入できなかった申込者は、次回の予定内定者となり、今年度中に全員が購入できるようにする予定。
問い合わせは市防災危機管理室【電話】0466・25・1111(内線8500)へ。
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