鎌倉市内を中心に落書き消しや、貼り紙除去、ごみ清掃などの活動を行う「キープ鎌倉クリーン推進会議」(高田晶子代表)が、県土整備局から地道なボランティア活動が認められ表彰された。先月23日には、藤沢土木事務所で感謝状の贈呈が行われた。
「キープ鎌倉クリーン推進会議」は、1999年に発足。現在は26人の会員が在籍する。同年、美化活動を行う市民団体らによって開催されたフォーラム「鎌倉市美化条例を目指して」をきっかけに組織された。
同会議ではこれまで、ごみ箱の少なさや、落書きの現状といった会員らによる実験清掃の結果報告を、県や市に提出するなど積極的な活動を行ってきた。市へ施策も提言し、01年の「クリーン鎌倉条例」や05年の「鎌倉市落書き防止条例」施行にもつなげた実績を持つ。一環しているのは、行政任せや、個人レベルで行うのではなく「民間の力にプラスして、行政との協働で鎌倉を美しくしよう」と美化活動に取り組む姿勢。
主な活動として、正月の若宮大路や花火大会の海岸の清掃活動のほか、国道134号線や県道21号周辺の道路施設への貼り紙の除去や除草作業などがある。また市内のバス停に違法に置かれた広告ベンチの撤去を市に提案、会では募金を集め、使用許可を受けたベンチを新たに設置するなどの活動も精力的に行っている。高田代表は「『まちみがき』の想いで続けてきた地道な活動が認められ嬉しい。これを励みに鎌倉の美化を今後も進めたい」と話した。
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