祭やイベントなどの飲食販売で、リユース食器を用いることでごみの削減を促す活動をしているNPO法人「游風」(竹林昌代代表)では、新たに間伐材を使用した器「WA器」の取り扱いを始めた。8月14日から19日まで、由比ヶ浜海岸の海の家「LOCO BAR」で初めて使用された。
食器には大分県の植林地の間伐材を使用。2㎜ほどの厚さの板に圧力をかけるだけの簡単な加工が施されている。使い捨てで、使用後は同団体で回収、炭化させて脱臭剤や森林の土壌改良剤などとして活用される。
これまで提供してきたリユース食器はプラスチック製で、デザインに味気が無く一部の飲食店からは「盛り付けても料理が美味しそうに見えない」などの意見も寄せられていた。また、回収して繰り返し使用することを前提としているものの、1回のイベントに貸し出しすると千個の内30個くらいが不明になってしまうなどの問題点があった。
プラスチック製以外で環境に良い食器の選択肢が増やせないか、と同団体で調べていたところ、炭を扱う「鎌倉すざく」で使用後の紙皿を炭にして土壌改良剤にしていることを1年前に知った。この例を参考に試行錯誤を重ね、今年の6月から「住工房なお」の協力を得て試作品が完成、8月に実用化にこぎつけた。
今年中、食器は1枚15円で提供予定。企業名などの印字による広告料が入れば、安価での提供が可能だという。次回は9月30日(日)の「Ohfuna to Ohfunato」で1192枚使用される予定。
申込みや問合せは【携帯電話】080・5083・2689{info@kamakurayufu.sakura.ne.jp竹林さんへ。
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